毎回、看護技術を主にアップしている筆者ですが、今回はみなさんの質問にお答えし、私が今に至るまでの看護師生活を振り返り、アップしたいと思います。
はじめての職場
看護師となり、はじめての職場に選んだのは、地元で約150床の一般病院でした。私は病棟以外の部署(内視鏡・OP室・外来・透析)を経験させていただきました。
その部署部署には、性格のひねくれた先輩、人の上げ足を取る先輩、自分さえ知っていればいいと思っている人、人の成果は自分の成果!という人、新人の目をつぶすのが楽しくて仕方ない先輩・・・。類は類を呼ぶと言いますか、人としてどうかと思う人たちが多かったような気がします。もちろん!中には素晴らしい人もいましたが。
新人時代は毎日仕事に行くのも辛くて泣いてばかりでした。でも、看護師になった時、喜んでくれた家族のことを思うと、そう簡単にはやめることもできず、嫌いな先輩を前にすると過呼吸になるくらい精神的につらかったのを覚えています。
自分に負けない
私が辞めることなく続けてこれたのは、もう、ただの意地でしたね。
辞めることですべてはリセットされるけど、本当にそれでいいのか。
負の連鎖はいつまでたっても終わらないし、誰かが変えるべきだと思っていました。
“私はこんな先輩には絶対にならない”そして、“絶対にこの人たちを見返してやる!”と思いながら働いていたのを覚えています。
「今は仕事を1日でも早く覚えること。」と自分に言い聞かせ、辛いことは我慢して、とにかく勉強して、わからないことはすぐにメモに書き留めて、家に帰って調べる。という事を繰り返しました。
自分は変われる
入職して半年くらいたった時、一番大っ嫌いな先輩が、全く血管が浮いていない患者の注射を(それまで何人も看護師が代わって挑戦していた)1回で入れました。その時思わず、「すごい!」と声に出して言ってしまいました。大嫌いな先輩を褒めたいわけでもなく、なんなら声すらかけたくなかったのですが、本当に思わず言ってしまいました。
すると先輩は初めて私に笑顔を見せたのです。
私はその時思いました。「そうか、褒められて嫌な人はいないんだから、私が変わればいいんだ」
それからの私は「人を変えることはできないけど、自分は変わることができる」と信じて行動しました。心とは裏腹に先輩を立てまくり、相手を気持ちよくするという技はこのころに身についたと思います。
それから多少のパワハラはありましたが、明らかに環境は変わってきました。
新たな決意
1年たつと、次の新人看護師が入ってきます。先輩たちはまた新たなターゲットを見つけて、いじめていきます。毎年毎年同じことの繰り返し・・・
でも私の思いは堅かった。「新人を絶対に守る!私と同じ思いは絶対にさせない!」
環境を変えていくことに全力を尽くそうと決意しました。
続く・・・
コメント
ランキングからきました。
どの世界にも頑張っている人の壁になろうとしてくる人っていますよね。
でもやはり、後輩からでも褒められることで自己重要感が高まって嬉しくなりますし、ラポールも取れるので働きやすい環境が作られていきそうですね。
すごく共感できる記事でした!ありがとうございます^^
コメントありがとうございます。
私の行動がすべて正しいというわけではないのですが、こんな方法もあったよ~を伝えたくて記事にさせていただきました。
振り返ると、こういった小さいことが今の私を作っているんだなと、改めて感じています。
これからもよろしくお願いします。